宇宙往還機

 長年考えていた、宇宙往還機に、一つの答えが出た。宇宙飛行機を修正していて考えだした。2つの折り畳み翼を使うのだ。空気抵抗はシャトル型よりロケット型が良い。それで例えばロケットの先端にシャトルを使う案を考えていた。美しくない。


 衛星が宇宙から戻ってくるのは有人飛行くらいか?それならばカプセルは面白い。荷物も運ぶ。貨物船と客船と考えて貨客船がスペースシャトルだ。問題は飛行時(滑空時)の重心の移動だ。1段目はロケットブースターで使い捨て、2段目に2つの折り畳み翼を備えた、液体燃料の往還機を積む。3段目は宇宙空間を飛行する。


 2段目には制御装置も積むから、かなり高価だ。これが本体。安全性の問題もある。

発射時にブースタが爆発したら、2段目以降を切り離して、安全に飛行場に着陸する。もう一つがコストだ。様々な装置を積んで高価な2段目を回収したい。この場合、2段目は宇宙空間にあるから、大気圏再突入が必要だ。


 上記2積ん条件を満たすために、2つの折り畳み翼で飛行(滑空)出来る、飛行機という考えだ。MDにも応用できる。弾道弾が発射されれば、大きな熱が発生するから、偵察衛星で比較的、簡単に発見できるという。


 問題は軌道だ。私はスクランブル飛行のように、発射と同時にMDを発射できれば、と考えている。SM3ブロックⅡシリーズのようなミサイルの2段目に、往還機をつける。これならば発射後、弾道弾の軌道が安全なら、戻ってくることができる。1段目のロケットブースターは比較的安価だ。


 SM3の、運動エネルギー弾を2つ積んでも、ミッドフェーズの前半で迎撃可能だろう。その場合の滑空の重心変化と再突入時高熱に対処できる。もっとも、弾道弾の着弾点が安全なら、2段目の液体燃料を使って、減速し、低速で滑空できる。


 だから、2段目が再突入の高熱に対処するのは、運動エネルギー弾を発射した後である。2個積むのは確実性を増すためである。射程が長いので日本列島に1か所でも足りそうだ。


 私はイージスアショアと併設を考えている。防御は多重が原則だから、往還機型MD。イージスMD。アショアMD。PAC3。の4段型防御が必要だ。攻撃に勝る防御はない。それは正しいのだが、難攻不落の城を攻めるのも大変だ。


 もっとも、往還機型MDに2枚の可変翼は不要かもしれない。宇宙ロケットにも有人船以外は不要か?。1枚でもいい。もし2枚の可動翼を採用すれば、ミサイルというより、無人宇宙戦闘機だ。



 最近では、MDの往還機型を主力に考えている1段目も2段目も3段目も固定有翼のMDである。弾道弾も滑空弾も、スッキップ弾も最初はブースターによって打ち上げられる。弾道弾は弾道軌道をとるのでSM3などで防御できる。滑空弾は弾着位置が違うために、判断が難しい。スキップ弾はなお難しい。


しかし、どちらも宇宙空間を通り、発射は衛星で感知できる。発射と同時にスクランブル発射できれば、早期迎撃は可能だ。問題は2段目以降の往還だろう。ブースターは比較的安くできる。問題は制御と機器のの温存だ。弾道弾は早期に迎撃可能で、SM3などとも相性がいい。滑空弾は滑空可能距離の弾道なら対処できる。スキップ弾はスキップするので、宇宙空間に出た所を迎撃する。

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