例えば新潟県の湯沢町にはリゾートマンションが多くある。ここに、高齢者の移住を考えてみよう。不足しているのンは、ショッピングセンター、高齢者の仕事場、リクレーション施設、介護施設などだろう。現在の湯沢町の人口規模ではショッピングセンターは成立しない。
リゾートマンションに高齢者が多く移住すればどうか。複合型SCを建設する。SCの他に診療所、デイサービスセンター、娯楽施設などがある。集客は駐車場の他、各マンションや集落を回るシャトルバスによって行う。 10-30分に1回程度の頻度があれば都会とあまり変わらない。
貸し農園も考えられる。様々なキャリアの人々が集まるわけだから、それを利用した異業種交流型の起業も考えられる。ある銀行員の方が定年後に有機農業を始められて 、『全く採算性を無視した仕事ですから』言われた言葉が印象に残っている。バンカーとしたらあり得ない融資案件ですね。素晴らしいセカンドライフだなと感心した。
リクレーション施設としては、京都には『哲学の道』がある。テーマのある散策路というのは観光資源になりうる。サイクリングロードなんかもいい。 ロープウエーもあるからハイキングコースも出来る。 トレッキングコースの整備。飯士山、平標山から谷川岳、巻機山、苗場山への登山、スキーなど観光資源には恵まれている。東京まで一時間。
問題は介護システムの整備だ。例えば駆けつけ介護サービスなんて訪問介護と合わせて成り立つと思う。介護施設の充実。介護職員の平均年収を500万円以上と考えているから、労働生産性の向上が必要だと思う。介護を福祉と考えることは何か慈善事業のようで嫌だ。介護ビジネスなんて詐欺っぽい。介護産業と位置づけて採算性や将来性、労働生産性を目指せば介護負担もそれほど増えないのではないか。現在の介護システムでは競争原理が働かない。
ともかく、こうすれば、本当の意味での東京都湯沢町になるわけだ。もちろん他の地域でも誘致合戦が始まる。同時に地域の雇用が確保される。
実現性の有無を考えると、五代友厚が『世界に通用するbigなcompanyを』、と叫んでもなかなか地域住民や国には、受け容れられない事だと思う。私たちはこれから、「世界に通用するbigなcompanyを」作らなければならない。bigは大規模なと言う意味ではない。大きなという意味だ。 bigな構想を打ち立てて、国から金を出させ。bigなcompanyを作るのだ。
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