日本酒戦争

2017-12-05 14:29:21


 駅の中に日本酒の試飲コーナーが出来て、500円で5枚のコインとおちょこがもらえる。飲んでみて思うのだが、みんな寒梅みたいになったな~、という印象だ。それでも蔵元によって味わいが違い面白い。


 長野の布袋屋さんで、飲んだ利き酒大会は、様々な味があって面白かった。ワインはあまり高いものは飲んだことが無いのだが、雑味が魅力だ。簡単に言えば「まずさの度合い」。日本酒は「うまさの度合い」。うまさを追求すれば同じような味になる。一升瓶を4合瓶に変える酒元があるという。


 いい話だと思う。醸造酒の二日酔いはつらい。ワインで二日酔いしたことがあるが、脳みそが左の壁に当たったら右の壁に当たって痛い、なんて二日酔いは初めて経験した。いっぱい飲むのなら蒸留酒だ。普段は酒の味なんか気にしない。一種の薬物だと思っている。でも、美味しい日本料理を食べながら呑む日本酒は最高だ。なんたって、4合瓶で4000円くらいで安い。


 日本酒戦争は酒の消費低迷が根底にあるという。だから、各地の醸造元が、生き残りをかけて、腕を競う。その先にあるものは、ラーメンのように世界に認知されることだ。ラーメンも、後にラーメン戦争と呼ばれる技術革新があった。